富元清英（とみもとせいえい） 箏・三味線演奏家
生田流箏曲師範、野川流三絃師範。箏かえで会主宰。吉岡邦楽社所属。
幼少より、初代・富山清琴（故富山清翁―文化功労者・人間国宝・芸術院会員）に師事し、箏、三絃を習得。
東京藝術大学音楽学部卒業。NHK邦楽技能者育成会卒業。NHK邦楽オーディション合格。宮城コンクール2回入賞。NHK「今日の邦楽」「邦楽のひととき」に多数出演。
1980年より、夫・吉岡龍見と演奏会を毎年開催している。現在34回を重ね、1989年には芸術祭参加公演（以後、数回参加）として開催。
1992年には、旧ソ連・タタール自治区カザンにて行われたタタール音楽祭に招待出演。
2002年には、サッカーの日韓ワールドカップ協賛公演として、韓国の古楽器と伴にヨーロッパツアー（パリ・ミュンヘン・ケルン）を行い、高評をはくす。
また、同協賛放送として、韓国KBS放送に韓国古楽器との競演で出演、高評をはくす。同年「日韓国民交流年記念事業 韓国琴律楽会～韓・中・日～公演」に招待出演。
2005年杉並区・瑞草区友好 日韓伝統音楽「日韓の和～友好と伝統を次の世代に～」公演を開催。
2006年「日韓の和・新たな出会い 羽衣伝説」公演開催。
2009年韓国･在韓国日本大使館広報文化院にて公演・ワークショップを行う。同年9月ソウル市で開催された、日韓おまつりに出演。
2010年琴律楽会創団20周年記念演奏会（ソウル）に出演。
2012年仁川国際文化交流フェスティバルに出演。日韓交流に努めている。
現在、国立劇場・東京文化会館等、国内での演奏活動に加え、アメリカ・ドイツ・フランス・韓国・オーストラリア・ポーランド・ラトビア等での海外公演で活躍し、
また、日本の文化を考える会「季座」TOKIZA等の団体で、邦楽の普及・啓蒙活動に務めている。
また、後進の指導はもとより、生涯学習としての箏曲の講座を開講し（杉並・多摩・韓国教室）、高年齢層の指導にも力を注いでいる。
全音出版社より、「篠笛と箏のためのやさしいアンサンブル曲集」が出版されている。